【原因」と「結果」の法則】

自己啓発書といわれるジャンルの本は学生時代から結構読んできたつもりだ。

基本的には、ひかれたタイトルと自分の問題意識が判断材料となって、ジャケ買いをして読む、ということを繰り返していた。


今年に入ってからはどういうきっかけか心機一転。

できるだけ古典の本も読もうと思い、色んな本を調べた。

そして著名な自己啓発書を書かれた方々の”ルーツ”になったと言われる本を見つけました。


邦題『「原因」と「結果」の法則

原題は、『AS A MAN THINKETH』。


著者はジェームズアレン【JAMES ALLEN】。(坂本 貢一 さん 訳)


英国が生んだ謎の哲学者、ジェームズ・アレンによって、100年前に書かれたものだが、世界中でいまなお売れているという驚異的なロングセラー書。とのこと。

聖書につぐベストセラー書とも。


『AS A MAN THINKETH』は、現代成功哲学の祖として知られるデール・カーネギー

アール・ナイチンゲールなどにも影響を与えたといわれる自己啓発のバイブル。

本の帯には、「成功の秘訣から人の生き方まで、すべての原理がここにある」ともコメントされていて、コメント主は稲盛和夫氏だからそのバイブル度は、これだけでひしと伝わってくる。


ページ数が少なく、薄い印象を受ける本なのですが、中身は一発一発の言葉が重い、ボディーブローみたいに効いてくる内容。


一貫して、

「自分こそが自分の人生の創り手である」という考えに軸足を置いてあり、思考の力を、

穏やかで洗練された言の葉で紡いでいくその文脈は、簡単には読めるけど、何度も何度も読み返したくなるそんな力を持っている。


最近、本屋によく並んでいる「引き寄せの法則」の類の話もこの本では3行くらいのサラッとした文章で綴られている。


自己コントロール、恐怖や不安との向き合い方、穏やかでいるためには・・

思考法と心の置き方を無駄のない文章、

どことなく説得力のある言葉で書かれた本書は、まさに自己啓発本の古典として、語り継がれていくのだと感じた次第です。


自己啓発ジャンルだけでなく、

古典を改めて読もうと思う。